1年間の管理方法
季節ごとの管理について
「この時期はどんなお手入れをしたらいいの?」とお困りの際にお役立てください。ただし下記は一例で、一部を除き年間を通して行える作業です。庭木の種類や状況によって適した時期はありますが、いつでもお気軽にご相談ください。
春(3月・4月・5月)のお手入れ
施肥(3月) | 芽が動き出す時期に芽出し肥えを与えると、庭木が元気に育ちます。 |
植栽(3月~5月) | シンボルツリー(記念樹)などもおススメです。植木を選ぶ際には、育て方や管理方法を調べてから植えるようにしましょう。 |
芝生の目土かけ (3月~5月) |
芝生の凹凸を直したり、芝生の発根を促進したりします。 |
芝張り(4月~5月) | 均等で美しい芝にするためには、最も良い時期です。芝生には、一般的な「高麗芝」という種類から、TOYOTAが開発した「TM9」という上質な芝があります。ご予算や仕上がりに応じて、芝生の販売から施工までいたします。 |
消毒(4月~5月) | 害虫の幼虫が目を覚まし、活動を始めます。大量発生する前の予防として、消毒をしましょう。 |
夏(6月・7月・8月)のお手入れ
剪定(6月) | 梅雨は風通しが悪く、害虫が発生したり木にカビが生えたりします。剪定をして風通しと日当たりを良くしましょう。 |
消毒(6月~8月) | アメリカシロヒトリ、ドクガ、イラガなどの害虫が発生しやすくなります。こまめに確認して、害虫を見つけたらすぐに駆除しましょう。 |
生垣の刈り込み (6月~8月) |
生垣は、刈れば刈るほど枝葉が密になり、美しくなります。道路や隣家に面している場合は、特に注意して刈り込むようにしましょう。 |
芝生の刈り込み (6月~8月) |
芝生が生長する時期です。芝は急に短くすると弱ってしまうため、注意して刈り込みましょう。 |
マルチング (7月~8月) | 乾燥する夏の土から根を守るため、土にビニールをかぶせます。土表面の水分蒸発防止や、急激な乾燥防止の効果があります。 |
秋(9月・10月・11月)のお手入れ
エアレーション (9月) |
春から6月にかけて芝生のエアレーションを行っていない場合は、9月に行いましょう。若々しい芝生を保ちたい場合は、土壌に穴を開ける「更新作業」がとても大切です。 |
支柱立て・伐採 (9月) |
台風の対策です。浅根性のものや、樹冠が繁り過ぎているものは風で倒れやすいため、支柱を立てます。強風で倒れそうな高木や古木は、安全のため伐採することをお勧めします。 |
根回し (9月~10月) |
来年の春頃に移植を予定している場合は、この時期に根回しを行い、準備をしておきます。 |
松の剪定 (9月~10月) |
風情のある松を美しく保つためには、年間を通した管理が必要です。放ったらかしでボサボサになっている場合は、この時期に剪定すると、長い期間、松の美しさを保つことができます。 |
お礼肥え・寒肥 (11月~) | 遅秋から雪が降る前に、肥料をあげます。来春芽吹く頃には、木が養分を吸収し、元気に育ちます。 |
冬(12月・1月・2月)のお手入れ
草刈り (12月~2月) |
乾燥した草は燃えやすいため、冬にも草刈りを行う必要があります。タバコのポイ捨てが原因で、ぼや騒ぎになった事例もあるので、注意が必要です。 |
強剪定 (12月~2月) |
冬は落葉樹が休眠期に入っています。そのため、木に負担をかけずに、思い切った剪定を行えます。古い枝を剪定して、積雪で枝が折れないようにしましょう。 |
移植(12月~2月) | 強剪定と同じ理由です。移植工事は木への負担が大きい作業ですが、この時期であれば、最も負担をかけずに移植することができます。 |
伐採(12月~2月) | 乾燥している冬に伐採を行うと、切った木を建材などに再利用することができます。特に落葉樹の伐採は、葉が付いていない分、ゴミの処分費用や手間を抑えれるメリットがあります。 |
カイガラムシの駆除(1月と2月) | カイガラムシの消毒は、1月と2月に1回ずつ行うのがお勧めです。カイガラムシが成長すると、一度の消毒で全てを駆除するのは難しくなります。卵や幼虫の段階で2回に分けて消毒を行うことで、結果的に消毒費用を抑えることができます。また、カイガラムシ以外の害虫も、初期の段階で消毒を行うのはとても有効的な方法です。 |